<< 戻る

甲山町いきいき村

甲山町いきいき村

産消提携・環境保全・地域づくりの優良事例

 
 

甲山いきいき村は、世羅町が農業振興を目的として3億6千万円を出資して設立された第3セクター組織であり、世羅町内の生産者を会員として構成されている。世羅町環境保全協議会の中で推進されている。

主な事業として、世羅町内で生産された農産物等を「いきいき市場」にて受託販売している。規格条件が緩く、手数料が安価で、しかも高く引き取ってもらえることから、JAに比べ生産者からの受けが良い。平成14年からは、「サティ」尾道店・段原店(広島市南区)でのインショップ販売も開始し、125〜150円という価格にも関わらず、新鮮で美味しいと消費者に評判である。

EMの活用については、200リットルのEM培養器を設置してEM活性液を会員に配布するほか、「いきいき市場」でも活性液・手づくりEM石けんを販売している。また、「ゆう食品」(養鶏業)ではEMを活用した安全で健康的な養鶏を行っており、そこから出る鶏糞はEMで堆肥化され、「いきいき市場」で販売されている。他の鶏糞堆肥よりもはるかに臭いがなく高品質と評価が高い。

設立後8年間で、売り上げ取扱高は2千万円から3億円に、会員数は142名から319名へと飛躍的に成長した。会員あたり平均で300〜500万円の売り上げがあり、800万円クラスが5〜6人、中には1000万円を売り上げた者もいる。また、有機農産物の高い価格での流通が保証されているので、有機栽培の実施者が増える傾向にある。

甲山いきいき村は、山間地域と都市部が繋がる産消提携を実現し、結果としてまちづくり・地域づくりに結びつき、環境保全、食の安全、産業育成が実現した優良事例である。今後も事業規模は拡大傾向にあり、21世紀的町づくりのモデルとして発展していくことが期待される。


平成18年3月16日 広島EM普及協会
(この記事についての質問や詳しい内容は、広島EM普及協会までお問い合わせ下さい。)